起業しようと思っています。事業計画もできています。
今の仕事をいきなり辞めるのではなく、仕事を続けながらのプチ起業といったところですが、いざ起業しようとすると腰が重く、実行に移せずにいます。
私たちは、こうすればいいと分かっていても、なかなか行動に移せないものです。
自分でも、よくないからやめようと思っていることでも、これまでの習慣に引っ張られてやめるにやめられなかったり、変わりたいと思っても、変わることを恐れて、行動に踏み出せないものです。
そのうち何とかなるのではないだろうか?
今さら、もうやめられない。
どうせ、失敗するから、やるだけ無駄だ。
周りから、おかしな目で見られてしまうのではないか。
そんな恐れや不安が、行動を起こすことをさまたげます。
お釈迦さまは、六波羅蜜(ろくはらみつ)の最後に、「智慧(ちえ)」を教えられています。
智慧とは、道理を知るはたらきのことです。
まいたタネは、必ず生える。
自分の行ないに応じた結果が現われる。
これが、因果の道理です。
この因果の道理が深く知らされれば知らされるほど、自分を苦しめる行ないはやめて、幸せのタネをまこうという気持ちが起きてきますから、必ず、行動に現われます。
ですから、智慧とは、正しい道理をわきまえて、行動する勇気といってもいいでしょう。
テストの答案でも、正解が分かるのに、答えを書かないという人はありません。
正解が本当に分かったなら、迷わず、回答を書くことができます。
同じように、自分が改めなければならないことは何か、自分がなさねばならないことは何かが本当に分かれば、必ず、実行しようという勇気がわいてくるのです。
お釈迦さまが亡くなられるとき、これからどうしていけばいいかわからないと感じたお弟子たちは、
「私たちは、これから何をよりどころにしていけばいいのでしょうか?」
とたずねました。
すると、お釈迦さまは、
「私ではなく、これまで私の説いてきた法(教え)をよりどころとしなさい。そして、自分自身をよりどころとしていきなさい」
とおっしゃいました。
これはつまり、
「私はすでに、正しい道をお前たちに教えた。その教えに従って、一歩踏み出し、歩むのはあなた自身ですよ」
ということだったのです。
正しい道が分かったなら、後は、その恐れを乗り越えて一歩踏み出すだけです。
そして、一歩踏み出すことで世界は大きく変わっていきます。
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