仕事の目標が達成できません。
ただちに減給になったり処分されることはないですが、未達成が続いているのでこのままではまずいことになります。かなりあせっています。
しかし目標の数字が遠く、心が折れそうです。
困難や、挫折は、どんな人にもあります。あきらめてはいけないと思っても、つらいことや苦しいことが重なると、元気も希望も失って投げ出してしまいたくなることもあります。
「あきらめる」という言葉は、「もう希望や見込みがないと思ってやめる。断念する」という意味で使われています。
しかし、「あきらめる」という言葉の、本来の意味を知ると、苦しい時でも、困難な時でも、元気と希望を持って頑張って乗り越えられるようになるのです。
「あきらめる」は、仏教の「諦観」(たいかん)からできた言葉です。
「諦観」とは、「諦(あき)らかに観(み)る」という意味です。
お釈迦さまが、「あきらかに見なさい」と言われているのは、「因果の道理」をあきらかに見なさいということです。
因果の道理とは、
「どんな結果にも必ず、原因がある。原因なしに起きる結果は、万に1つ、億に1つも絶対にない。これがいつでもどこでも変わらない道理である」
という教えです。
まかぬタネは、絶対に生えませんし、まいたタネは必ず生えるのです。
お釈迦さまは、
「うまくいかないという結果にも必ず、原因があるのだから、その原因をまっすぐ見なさい」
と教えられています。
ただがむしゃらに、ぶつかっていったり、「頑張るんだ」「耐えるんだ」と叫んだりするだけでは、いたずらに疲れてしまい、傷ついてしまうこともあります。
ですから、うまくいかない時は、やみくもにとにかく走るのではなくて、立ち止まって心を落ち着けて、その原因を考えてみましょう。
それが改善できるものなら、改善していけばいいのですし、自分にはどうしようもないことだと分かれば、別の方法を考えればいいのです。
ノートに書き出してみるのもいいでしょう。
チームで取り組んでいることなら、仲間と遠慮や気兼ねなしに、とことん話し合うのも大事です。
原因が分かれば、あとはそれを改善するだけなのですから、自分が何をすればいいかが明確になり、元気いっぱい、希望と自信を持って取り組むことができるようになるのです。
原因と結果の法則をあきらかにみて、あきらめずにタネをまいていきましょう。
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