ほとけさまのお悩み相談室

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岡本一志先生の待望の新刊「ほとけさまが伝えたかったこと」
岡本一志先生の待望の新刊「ほとけさまが伝えたかったこと」

自分の本当の気持ちがわからず、結婚していいかどうかわかりません


Q. お悩み

ずっとつきあっている女性と結婚しようと思っていたのだけど、相手の両親がどうしても認めてくれなません。
どうしたらいいのでしょうか?

A. お答え

義務感にしばられていませんか?

上の相談は、私の友人から受けたものです。

その友人はとても真面目でいい人なのですが、最近、仕事を辞めて、仲間と一緒に会社を作ったのです。その会社はまだ軌道に乗っておらず、この先どうなってゆくかが見えない状態でした。

相手の女性の両親は、そんな不安定な状態が気に入らず、ことあるごとに反対をしてきたのです。

友人は、会社を軌道に乗せることも大変だし、その上、彼女の親の反対を押し切って結婚することに躊躇(ちゅうちょ)していました。

ふだんはめったに悩みごとを打ち明けない彼でしたが、歯切れが悪そうながらも、話してくれたのです。

その時、私はこう聞いてみました。

「君は、相手の女性のことを好きなのかい?」

「それは、好きだよ」

「じゃあ、結婚したいと思うのか?」

「それはそうだけど、仕事のこともあるし、向こうの親の反対がひどいんだよ」

「問題は、仕事とか相手の親がどうかということでなくて、君が本心どうしたいのかということなんだ」
と私は聞き返しました。

すると友人はしばらく沈黙して、
「実は、自分もよく分からなくなってしまったんだ」
と答えました。

「そうだと思ったよ。きっと君は、結婚を前提につきあってきたから、婚約を破棄するのは男として情けないことだ、だからもうあとに引けないという義務感にしばられているんじゃないかな」
と突っ込んで聞いてみました。

友人はぱっと眼が覚めたように、
「そうなんだよ!」
と答えました。

「僕は、君の本心で選びさえするならどっちでもいいと思う。
逆に、君が、周りからどう思われるかで結婚するかどうかを決めても、あとあと後悔することになると思うんだ。
もし、反対を押し切って結婚する気持ちになれないなら、謝ってその気持ちを伝えるべきだよ。
ハッキリ言わないのは優しさじゃない。
君のよく思われたいという見栄(みえ)じゃないかな」
と言ってみました。

「その通りだ……よく考えてみる」
と友人は言い、その場は別れました。

本来の自分に立ち帰る

私は友人がどうするかこの時点では分かりませんでした。
ただ、結婚という人生の重要な選択を、周りの目にあわせて決めてほしくなかったのです。
結婚するかどうか、自分の本心どうしたいのかに立ち返って決めてほしかったのです。

数日後、友人から電話がかかってきました。

「このあいだはありがとう。
おれたち、結婚することに決めた。
あの後、ひと晩、寝ずに考えたんだ。お前の言うとおりだった。
おれはここで引いたら、情けない信念のない男だと思われるという気持ちに縛られて、自分が本当はどうしたいのかさえ、分からなくなっていたんだ。
相手の両親に手紙を書いて、『2人の問題ですから2人で決めました』とハッキリ書いたら、根負けして、結婚を認めてくれたんだ。
ありがとう」

友人の声に、先日のような迷いはありませんでした。

「自由」とは、本来、仏教の言葉です。
「みずからによる」と読み、本来の自分に立ち帰るということです。

本来の自分の気持ちに立ち返ることができれば、こうしなければならないという思い込みや、周りからどう思われるだろうかという恐れに振り回されず、自分の本当の気持ちに従って生きることができます。

自分の本心に立ち帰って、人生をあるがままに生きていきましょう。

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