ほとけさまのお悩み相談室

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岡本一志先生の待望の新刊「ほとけさまが伝えたかったこと」
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話をするのが苦手なのですが何かよい心がけはありますか?


Q. お悩み

口下手で悩んでいます。なぜか人と話そうとすると緊張してしまい、思ったとおりにしゃべれません。するとあせって、よけいろれつが回らなくなってしまいます。
結局、変な人と思われそうでしゃべりたくなくなるという悪循環です。
どうしてよいのか途方に暮れています。

A. お答え

話し上手は聞き上手

自分でうまくしゃべろうとするのもよいのですが、まず「聞き上手」になってみるのもひとつの方法です。

人は自分を受け入れてくれる人に心を開き、自分を拒絶する人には心を閉ざします。
良い関係を築くには、「あなたを受け入れていますよ」ということを伝えることが大事です。

たとえば、話を聞くときに、ところどころうなずきながら聞くということは、「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」というサインです。
ですから、無反応に話を聞くよりも、しっかりうなづきながら聞いたほうが、より相手は心をひらいて話をしてくれます。

うなづきながら話を聞くことは、多くの人が心がけているかもれませんが、さらに相手との関係を深いものにするのは、共感です。

共感とは、「自分の気持ちが分かってもらえた」という感覚です。

人間はみな、自分の気持ちを分かってもらいたいという強い欲求を持っています。
分かってもらえないとひどくさびしく孤独を感じます。
そして、分かってもらえたときには、心の中からじわーっと温かい幸せな感情に包まれます。

ですから、自分の気持ちを相手が深く共感してくれたなら、関係はより親密になります。

しかし、これは、なかなか難しいことですね。

相手の言葉ではなく、心に注目する

お釈迦さまは、「他心通(たしんつう)」という、相手の思っていることが分かる神通力(じんづうりき)を持っていたといわれますが、私たちには、相手の気持ちは分かりませんから、表情や言葉、しぐさから相手の気持ちを読み取らなければなりません。

普段から、相手の気持ちを思いやることを意識しないとなかなかできないことです。

とはいっても、比較的簡単にできる共感の仕方があるので、紹介したいと思います。

これは、だれでもちょっと心がければできるようになりますから、ぜひ、心がけて実践してみてください。

それは、相手の言葉ではなく、心に注目するということです。

まえにもお話ししたように、私たちが心で思っていることと、口で言っていることとは一緒ではありません。思った通りのことを言葉に表しているのではないのです。

ですから、相手の言葉に反応するのではなく、どういう気持ちでそう言ったのかを察して、その気持ちに言葉をかけていくことが大事です。

たとえば、夫が、「俺、今の仕事やめようかなって思うんだ」と言ってきたら、あなたならどう答えますか?

「仕事をやめてどうするの?生活は?」と聞き返してしまいそうですが、これだと、相手を追い詰めるだけです。

「仕事やめようかな」と言ってきたということは、今の仕事に不満を感じているか、うまくいっていないからですよね。

だから、
「どうしたの、何かいやなことがあったの?聞かせて」
と言葉をかけてあげましょう。そうすると、
「実は、上司からこんなこと言われて……」
と気持ちを語ってくれるかもしれません。それをよくうなずいて聞いてあげると、だんだん元気になっていくものです。

「やっぱり、がんばってみる」となれば、とりあえず、一件落着です。

子供が「お母さん、どうして勉強しなくちゃいけないの」と聞いてきたらどうでしょう。

「勉強しないと、立派な大人になれないよ」と、堅苦しく勉強の意義を説明しても、あまり効果はないものです。

「どうして」と聞いてくるのは、勉強に行き詰まりを感じたからです。

そういう時は、
「どうしたの、何か、勉強で困ったことがあったの?」
と聞いてあげましょう。
「分数が全然、分からないんだ」と打ち明けてくれるかもしれません。

「じゃあ、一緒にやろうか」といって、一緒に乗り越えてあげればいいのです。

自分の気持ちを分かってもらえたという感覚は、一生忘れられないものです。

その人をずっと元気づけ、心を温めてくれる体験になります。

無財の七施(むざいのしちせ)の中の「言辞施(ごんじせ)」とは、ねぎらいの言葉を施すということですが、相手の気持ちを察して言葉をかけることも心がけていきたいですね。

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