占い師に、いまの彼氏と相性がよくないと言われ、ショックを受けています。どうしたらいいのか分かりません。
インターネットの普及によって、知りたい情報が瞬時に分かる、便利な世の中になりました。
ところが、これだけ科学技術が進歩して、何でも手軽に調べられるようになっても、みんな分からないで困っていることがあります。
それは、「自分の運命は何によって決まるのか?」ということです。
自分の人生が、幸せになるか、不幸せになるか?
苦しむために生きている人はありません。みんな、嫌なこと、苦しいことがいろいろある中で、頑張って生きているのは幸せを求めてのことです。
では、私たちの運命は、何によって決まるのか。
これがハッキリしていないから、何となく不安で、苦しくなると迷ってしまうのです。
私の講座に来られていた20代の女性から、次のような相談を受けました。
「つきあっている彼とうまくいかなくなって、3カ月前に、駅前の手相占いへ行ったんです。すると、『その人とは、あまり相性がよくない相が出ていますね』と言われて、とてもショックでした。それから、とても不安になって、毎月、その手相占いに通っているんですけど……」
この方は、ちょっとした「占い依存症」になっていたのです。
そこで、
「私の所へ相談に来られたということは、占いに通うことに、何か疑問を感じられているのですね?」
と聞いてみました。
すると彼女は、
「手相占いに行くと、『○○○な相が出ていますね。来月には、よくなっているでしょうから、また来てください』と言われるんです。次に行かないと、ダメになりそうで、余計に不安になるし……。なんだか悩みが、ますます深まる感じなんです」
と答えます。
「人間関係がうまくいったり、こじれたりする原因は何だと思いますか?」
「相性……ですか?」
「確かに、気の合う人、合わない人があります。でも、気の合う人でもぶつかることがあります。気の合わない人でも、何かをきっかけに仲良くなることもありますよね」
「そうなんです。彼とは、とっても意気投合していたんですけど、最近、なぜかすれ違うことが多くなって……」
「つきあって最初のうちは、誰でも、相手に気をつかいますが、だんだん慣れてくると、いいかげんになってきます。最近、彼氏に対して、ぞんざいになってしまっていることってありますか?」
「そうですね。私の職場での愚痴話を聞いてもらうことが多くなっています。彼が疲れている時でも、一方的に話をしてしまっていました。それで、彼が引いているのかな、と感じることがあります」
「それがきっかけかもしれませんね。そのことと、手相とは、何か関係ありますか?」
「ありませんよね」
「そうですよ。お釈迦さまは、自分の行いが自分の運命を決めているのだと説かれています。彼氏とうまくいかないのは、相手に対する気づかいが、ちょっと足りなくなっていたからでしょう。でも大丈夫です。占いに行く時間やお金があったら、それを彼氏のために使うようにすれば、きっと関係がよくなりますよ」
このように話すと、彼女は、
「確かに、そのとおりですね。自分が、何をすればいいのかが分かりました」
と元気に答えてくれました。
これだけ科学が進歩しても、根拠のないものを当てにする人が多いのは、当たるからではなくて、不安だからなのです。
今から、2600年前、仏教を説かれたお釈迦さまは、私たちの運命は、手相や、星座、生まれた月日や、名前で決まるのではないのですよ、自分の運命を生み出している原因は自分の行いなのですよ、と教えられています。
手相や生まれた月日を変えることはできません。
親が幸せを願ってつけてくれた名前を、ころころ変えるわけにもいきません。
でも、自分の行いは、今日から変えることができます。
そして自分の行いを変えれば、自分の運命を変えることができるのです。
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