ほとけさまのお悩み相談室

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岡本一志先生の待望の新刊「ほとけさまが伝えたかったこと」
岡本一志先生の待望の新刊「ほとけさまが伝えたかったこと」

主婦なのですが家の掃除が全然できずに困っています・・・


Q. お悩み

毎日、家の掃除をしなければと思うのですが、気が重くてやらずじまいになります。

A. お答え

今日だけやろう!

 私たちの意志は弱いもので、「決意はしたけど、なかなか続かない」という悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

 ある主婦の方から、こんな相談を受けました。

「毎日、家の掃除をしなければと思うのですが、すぐにやる気がなえてしまいます。いったん掃除をやり始めても、これまで家にたまっているゴミのことを考えると、とても気が重くなります。結局、やらずじまいで、自己嫌悪に陥ってしまいます」

 この人は生真面目なのでしょう。「毎日やらなければいけない」と思うと気が重くなって、「とてもできない」とやる前から気がめいってしまっていたのです。
 私はその方にこう言ってみました。

「毎日やらなくていいですよ。今日だけやってみましょう。今日だけならできますよね」
「今日だけでいいんですか」

と半信半疑の主婦の方に、こんな話をしました。

 ある有名な博士が、断酒の勧めの講演をしていました。それを聞いた酒が大好きな男は最初、「こんなにおいしいものがやめられるか」と思いました。

 ところが、酒が健康に及ぼす悪影響について理路整然と説明する博士の話を聞くうちに納得し、心機一転、酒を断つことを決意しました。
 しかし、よほどの決意がないと、とても酒をやめることはできません。
そこで、博士にこう頼みました。

「何か一言、お言葉を頂けないでしょうか」

にこにこ笑いながら、博士は快く引き受けて、筆でサラサラ書きました。
 男は「死ぬまで禁酒」と書かれるのだろうとドキドキしていましたが、博士が書いた言葉はなんと、

「今日一日禁酒」

というものでした。

「今日一日でいいんですか」
 と聞く男に、
「さよう、今日一日でいい」
と博士は答えました。

 死ぬまで禁酒を覚悟していた男は、博士の言葉に大喜びし、早速、壁に博士の言葉を貼り付けました。

「今日一日禁酒、今日一日禁酒……」

 そう思いながら、一升瓶を目の前にした男は、今日が終わるのを今か今かと待っていました。
 ボーンと夜の12時を知らせる時計が鳴りました。「さあ飲むぞ!」と思った男の目に、

「今日一日禁酒」

という壁の文字が飛び込んできました。
「ああ、今日もまた禁酒か」と思った男は、「今日一日の積み重ねが一生になる」という博士の心を知り、生涯、酒を断つことができたそうです。

 つまり、「一生続けよう」と思うから大変なのです。
 明日のことは置いておき、「今日だけやろう」と思って取り組むと、案外続くものなのです。

 この話を聞いた主婦の方は、
「毎日続けようと思うとしんどくなって、やる気になれなかったんです。でも、『今日だけやろう』と思えば、前向きに取り組める気がします。なんだか気持ちが楽になりました。とりあえず、今日だけ掃除を頑張ってみます」
と明るい声で答えてくれました。

 その後も、毎日ではありませんが、3日に1回ぐらいは掃除ができるようになって、家もだいぶ片づいてきたそうです。

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